福岡空港から地下鉄でJR博多駅に到着。
博多から快速荒尾行きに乗った。20分ほどした二日市駅で普通に乗り換えた。7両編成の赤い電車。荒木行き(久留米駅の次の駅)だった。これも20分程度のって、田代駅に着いた。
列車を見送る。田代駅は、屋根と跨線橋が、国鉄時代からのものと思われる木製だった。駅舎で若い駅員に切符を見せたら、さっぱり分からない様子で。「これは帰りの切符ですか?」と聞いてきた。福岡市内→東京都区内の切符ではそう思ったのかもしれないけれど、おかしいと思ったなら、切符に記載されている経路をちゃんと見るべきだ。鹿児島経由なんだよ。
鳥栖駅の近くで昼食をとった後、古い駅舎の鳥栖駅から長崎本線で新鳥栖駅へ向かう。
鳥栖での昼食は、昔、国鉄鳥栖車掌区の敷地内で、国鉄職員向けの食堂をやっていた店で食べた。車掌区が無くなった後、現在の住宅区域の中に店舗を移転開業したそうだ。
鳥栖駅は、国鉄時代からの駅舎が残っている。けれど、地下連絡通路はJR化後にとてもセンスの良いデザインで新設追加工事で作られている。こういう組み合わせは面白い。鉄道旅行をしていても嬉しい。駅舎を撮るなら、駅前通りを渡って、真正面から撮ると綺麗に撮れると思った。上の写真のように斜めから撮ると、その魅力は撮りきれない。
12:53発肥前鹿島行きの普通電車(右側)で、一駅先の新鳥栖駅へ移動。
新鳥栖駅は、新幹線開業までは静かな駅光景だったのだろう。
改札口は別々で、連絡改札口は無い。けれど、お互い向き合った改札口が、迷うこと無く乗り換えができる構造だ。鳥栖−新鳥栖駅は、博多→品川の切符に含まれない区間なので、別に買っている。新鳥栖駅新幹線改札口で再び、切符を見せると、今度は「この切符は区間情報が多いので、自動改札機では読み取れないので、人の居る改札を通って下さい」と案内してくれた。うーむ、田代駅の駅員さんも、このぐらい勉強しておいてほしい。
13:23発『さくら409号』で熊本駅へ。待ちに待った800系に乗車できる。
下の写真は、博多行き『さくら404号』の入線光景。
この800系に乗車して、新鳥栖→熊本を移動。内装はまさに日本を代表する車両。
熊本駅で下車して、用事をすませ、夕食は馬刺と焼酎となった。
ワクワクを通り越して、ドキドキしていた。
今は無いけれど、小・中学生のとき、乗りたかったブルトレの終着駅である西鹿児島駅に行けるなんて。京都発『なは』583系、新大阪発『彗星』EF58牽引!、関東地方からは東京発『富士』、『はやぶさ』と。ぞくぞくと西鹿児島駅を目指していた80年代。
『とうとう、ここまで来たんだなぁ』と、子供のころ行きたくても行けずに諦めていたちょっぴり悔しい気持ちが、今は心地良く思い出してくる。
きっと、今、笑顔になって歩いているのだろうなと、鏡をみたくなった。
乗って来た列車は、寝台特急ブルートレインではなく、新幹線なのが、不思議で楽しい。
ちょっと興奮気味に、ホームを歩き、改札口を抜ける。
今夜は、駅直結のJR九州ホテル鹿児島に泊まる。
朝起きると、通勤・通学対応なのか、白い車体に青帯の電車が発着している様子が、部屋の窓から見える。改めて鹿児島に居るのだなぁとワクワクしてくる。
160円で櫻島桟橋通り駅に着いた。次は鹿児島駅前なんだけれど、用事もあるので、ここであえて下車する。桜島がどーーーんと、霞み気味だけれど、ものすごい存在感。すばらしい。
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