2010年11月7日日曜日

Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD レンズの使用感

Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD 長い名前なので、Nikonの70-300mmと区別できるように、70-300VCと略します。

写真の隣に写っているのは、タムロンの70-200/2.8Diです。かなり70-300VCがコンパクトなのがわかりますね。体積分だけ、重量も軽いといったところでしょうか。

タムロンの60周年記念モデルと位置づけられ、高性能を売りに鳴り物入りでの登場といった感じで、発売宣言していました。
70-200が大口径ズームとして数社からでており、激戦の商品ゾーンです。そして70-300(100-300)というクラスは、絞り値を押さえてコンパクトにしたモデルで競っているという感じです。そのなかでも、Nikonの70-300VRは総合的な性能として頂点にいたといっても否定する人は居ないと思います。それに対し、『打倒ニッコール70-300VR』とアナウンスこそしていませんでしたが、タムロンがリニューアルで力をいれ商品化したのが、今回のVCモデルです。
2010年12月号における各カメラ関係雑誌でも、最強のニコン70-300VRより上という実写結果やプロの使用雑記が記載され、レンズ専業メーカーモデルもやるなという印象が高まりました。レンズ専業メーカーの製品が、光学総合メーカーの製品と同クラスの性能を持っているのはここ数年ありましたけれど、抜き去ったのは初めてではないか?と思います。
 この70-300クラスでは、ニコンが前述の通り、価格を越えた高性能レンズですが、キャノン(EF70-300mm F4-5.6 IS USM) ははっきり言っておもちゃレンズかと嘆きたくなるぐらいの工作精度がもたらすそれなりの実写性能でしかなく、タムロンはここに目をつけ、商機(勝機)ありと踏んだのではないでしょうか?(私の想像ですが) タムロンの販売戦略だと思いますが、より効果を上げるために、まずニコンマウントから販売し、ネット&口コミと、雑誌による評価で高性能と言われるニコン70-300VRにぶつけて優位性を知らしめる。そのうえでキヤノンマウントを販売していったのではないでしょうか。

そんな商売方法を勝手に想像するのは置いておいて(^^)、撮影です。 画像は、D7000につけて300mmにズーミングして撮りました。1/500sec.ですが、VCが効いて手ぶれはかなり抑えられている。RAW現像の際に、『L:風景』にしてjpeg化した。
いやはや、宣伝に偽りなしというか、70-300VRと遜色ないですね!!飛行機撮影に主力レンズとして取り入れたいです。
ズーミングが少々固い。これは最初だからかもしれません。

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