2011年10月15日土曜日

雪の大雪 旭岳 -03

 第2天女が原を過ぎ、森林限界に近づきます。
靴の中は、べちょべちょです。アディダスのトレッキングシューズはすっかり防水機能がなくなっているのを実感させられました。晴れの日専用にして、新しいのを買わなくてはなりません。モンベルかキャラバンか・・。外国メーカーのはかっこよいですけれど、典型的日本人の足形ですから、日本製にしたいと思います。
 
 雪は降り続きますが、風は弱いので、とても楽です。おかげでダウンジャケットを着用しなくとも、フリースセーターにレイン用ゴアテックスで十分の温かさです。

 ロープウェイ駅から20分ぐらいかかるところらへんで、初めて人とすれ違いました!4人組でした。ロープウェイが運休していないことを確認でき、安心して登ります。

姿見の池 到着


 雪は降り続いて、旭岳は全く見えません。というより池の対岸は見えるけれど、そのちょっと先からは白くぼけているといった悪天候。池のほとりの石室を横目に、登頂は諦めて、ロープウェイ駅に向かいました。
 ロープウェイ駅では、普段着の観光客が暖をとっています。雪が降っていなければ、池まであるけるのでしょうけれど、天候だけはどうにもなりませんからね。
 これで、麓から登ってきて、秋の紅葉→晩秋の森→初冬の枯草(天女が原)→雪景色と、3時間で堪能することができました。 ロープウェイではこの逆回しで景色を楽しめるわけです。ちょっと期待して、片道切符1,500円を購入しました。
 ↑ S5pro 16-85mmVR  ちんぐるまもすっかりの下に。


 ロープウェイからの景色は、予想通り冬から秋への逆回転を楽しめました。
 三連休で気温が下がらなかったため、旭岳温泉界隈は紅葉が見ごろでした。これは非常に幸運でしたね。17時のバスまで、自然探索路をめぐり事にしました。
(続く)

2011年10月13日木曜日

雪の大雪 旭岳 -02


雪が降ったりやんだりしているなか、第1天女が原に到着。
少し枯野の雰囲気になり、晩秋の感じが素敵でした。
湿原の中は木道ですが、すぐに普通の岩の道になります。けれど昨日からの雪?雨?で道は小川のようです。
ほどなく第2天女が原に 到着。
降雪が普通になってしまい、紅葉+雪という大雪高原ならではの景色になりました。これが見たかった景色なので、やったねという感じです。
雪に遠くの木々が霞み、幻想的な雰囲気に。
たった一人での登山なので、すこし怖くなってきました。数人程度は前後に歩いていると思ったのですが、まったく人に出会いません。第2天女が原を過ぎると山道が険しくなり、雪で霞むなか、前方に山がそそり立つような感じでぼんやり見えてきます。大雪は、森林限界が近づくと、いきなり傾斜がきつくなる登山道が多いです。
(続く)



2011年10月10日月曜日

雪の旭岳に登った-01

Fujifilm S5pro (Nikkor AF-S 16-85mm F3.5-5.6 ED VR) fcベルビア調

 10月1日、天気予報の午後から晴れるというのを信じて、旭川駅前のバス停から、「いで湯号」に乗り込み、旭岳山麓駅へ降り立ちました。天気は確かに回復気配で、写真のように陽が差してきました。前日より北海道内は低気圧の通過で強めの雨、「これで空気が澄めば」と淡い期待をいだき、登山を開始しました。
 旭岳にはロープウェイがあり、15分で森林限界を超えた標高1800mまで運んでくれる。今回は、紅葉の森林をぬけ、姿見の池辺りで雪景色を堪能するという目的で、ロープウェイを使わずに登ることにした。以前、家族で夏季に利用し、どうしてもあの足もとに広がる森を歩いてみたいと、強く思ったからだ。
 午前11時少し前、ロープウェイの駅のそばにある登山口から、歩き始めた。
 最初は秋の光だったけれど、15分としないうちに曇り始めた。と、ほんの少し標高が上がっただけなのに、紅葉から枯葉の様相となり、晩秋の森になっていました。さすが、大雪山系です。
ぽつぽつと雨粒が、というより氷の粒が帽子にあたり始めました。どうやら雪雲の下に入ったようでした。ゴアテックスのウェアをザックから出し、川の様な道を進むことになりました。

(続く)