2013年1月27日日曜日

昔の写真をスキャン (1988年 4月) JR奈良駅でEF58-66号機

 スキャナソフト、VUE SCANが動くようになったという訳ではありませんが、昔の写真をスキャンしました。

 1988年の3月下旬から4月上旬、すなわち私にとっては春休みです。
 
 JR化後、急速に客車列車が減少して行った為、鉄道への興味が『客車列車での旅』をベースだった私は、鉄道ファンの範疇から離れていた時期でした。そんな時にこの機関車をみて、衝撃が走りました。

EF58-66号機 JR奈良駅  NikonF3 + Ai Nikkor 50mm f1.4S    Kodak Ektacrome

 EF58は、荷物列車や客車を牽引して京都駅でよく見かけた機関車でした。写真のEF58-66号機は、運転席が大窓で、大きな日差し(つらら切り)が取り付けられており、紀勢本線で定期運用を持っていた頃は、人気ガマだったようです。66号機の現役時代は、私は東海道/山陽本線を走る荷物列車を記録撮影してEF58については満足していました。それだけではなく、紀勢本線は、新宮より東京側が非電化区間なので、DD51が牽引しているのだろうなと思い込んでおり、EF58が客車を牽引しているとは知りませんでした(^^;
 1986年1月15日と2月23日に、天王寺(和歌山)〜御坊において『さよなら運転』を実施し、営業運用から離れましたが、その後写真にあるように1988年3月にお化粧直しして奈良電車区にやってきました。記憶が定かではありませんが、1992年ぐらいまで奈良電車区の北東に留置されていたと思います。

 その1986年のさよなら運転の際、前照灯が竜華区仕様のRSB2灯シールドビームから、オリジナルの1灯に戻され、さよなら運転では点灯状態で走ってくれました。当時は前照灯を点灯させて走っていなかったので、これまたニュースでしたね。この前照灯の部品は、44号機からの移植だそうです(真偽は不明。1984年に44号機も宮原区から竜華に転属の際、2灯改造されているので、その外した部品が竜華区に残してあったのでしょうか?)。
 当時のRail Magine誌に見開きで紹介されていました。さよなら運転の2回目(2/23)は、EF15-158号機と重連となり、12系客車を牽引しました。なんかこの記事をみて、もっと紀勢本線に乗っておけば良かったなぁと思いましたね。

 その「さよなら運転」が記憶から消えそうになっていた時に、ピカピカに生まれ変わった姿を奈良駅で見た時は、興奮しました。ひょっとして車籍が復活されてイベント列車に充当されるのか??大窓原型なので、いい選択だなと、勝手に想像していました。


EF58-66号機 JR奈良駅  NikonF3 + Ai Nikkor 50mm f1.4S    Kodak Ektacrome

 さて、この上の写真ですが、写真右上に国鉄コンテナが積み上げられている様子が写っています。実はこの頃、奈良駅は貨物駅が併設営業されていたようなのです。当時は気にして観察していた訳ではありませんが、5年ほど前、仕事で奈良駅周辺施設を調べることがあったことから旧貨物駅の存在を知ったのです。今、その証拠写真が自分の手で撮影していたことも驚きでした。線路状況からみてすでにコンテナ列車の運行は無かったと想像できますね。トラックターミナルみたいな位置づけで、百済貨物駅や梅小路貨物駅(現在の京都貨物駅)へJRコンテナをトラック輸送する中継駅だったのでしょうか。

2013年1月26日土曜日

VUE SCAN 9.2.02 は、良好に動作

以前書いていた、スキャン・ソフト『VUE SCAN 9.1.19』の不調のため、バージョンを過去の9.1.16に戻して使用していた件です。さしたる、解決策もないまま2ヶ月ほど使っていましたが、このほど9.2.02へアップグレードしました。

 使用環境 Mac OSX  LION で Mac mini 2010mid.  スキャナーは、エプソンGT-X970

 恐る恐る、スキャンをすると、保存も無事に行えました。スキャン後、HDDからデータを読み出してのレタッチ&tiff化保存も成功しました。
 これで、新バージョンでの使用を再開しています。

2013年1月24日木曜日

桜井線 その2

先週末、京都に所用があったので、再び桜井線に寄って撮影してきました。
撮影場所は正月と同じところで、時間帯は夕暮れと、前回の夜明けとは反対の時間でした。
歩いていたら、いきなり現れて、慌ててシャッターを押しました。水平がきちんと取れていませんorz

105系ばかりがやってきます。白い221系が一度もこない不思議な日でした。ひょっとして朝しかこない運用なのでしょうか。
Fuji Finepix S5pro  

冬の大和路が暮れてゆきます。


2013年1月5日土曜日

S5proのフィルムシュミレーション-奈良に合う設定を探す

 今から6年前の2007年に発売された富士フィルムのS5proは、いまでは少数派になってしまったとはいえ、根強く使い続けられているカメラのようです。このS5proを含むSシリーズのおかげで、X-1proやX-E1というXシリーズがプロからも指示される根源になっているのかなと思います。
 私もS5proの色再現に魅了され、使い続けている『少数派』いや『化石派』の一人です。S5の後継機としてS6を期待し、それがFXさもなくばAPS-H(×1.3)で登場してくれないかと願っていました。結局のところ富士フィルムは、Sシリーズ愛用者に対し、XシリーズというDXサイズながらもすばらしい機体で回答してくれました。

 今年のお正月を奈良で過ごし、S5proを片手に、JR桜井線とその沿線にある神社を参拝してきました。最近は、ニコンD7000を使い続けていたので、操作に苦労しました(^^); が、フィルムシュミレーションを探っていて奈良にあった設定を見つけられました。
 奈良盆地はおとなりの京都盆地と同じような太陽光かと思っていたのですが、その雰囲気を出すには、京都とは別の設定の方が良いなと思いました。奈良盆地内は京都盆地内と比較して、特に冬季は曇り空が多いです。別に気象学上証明した訳ではなく、私の印象なのですが、その天気(環境光)を生かすには、F1cが良いのではないかと感じました。実際、晴れているのにすぐ薄曇りになる奈良滞在中は、F1cを用いて良い感じで撮れた気がします。

F1cプロネガ調をイメージしたスタジオポートレート撮影に適したモード『F1』に比べ、階調をやや硬調ににしたもの。野外でのファッション系撮影に向く。

と、上記はS5proの取扱説明書の文章を要約したものです。私はファッション系写真は撮りません(撮れません(^^); )が。
 今回の奈良ではベルビア調といわれる『F2』は一切使いませんでした。結果として、冬の寒々しくかつ先鋭度がありながらも、優しい奈良の光を撮れたと思っています。
 昔のデジタルカメラ誌に、富士フィルム社員のインタビュー記事でF1cに関わる回答がありました。『スタジオ内でフラットなライティングの時、硬調にコントラストつけてあげると良い。また、曇天下での撮影など光が被写体にかなり回る。そういう場合にメリハリをだしたいときにF1cを使うとよい。』(多少、修正)とのこと。確かに今回の冬の奈良にはあっていたようです。
 また、今まで京都市内で撮るときは、F1bもしくはSTANDARD(ダイナミックレンジやトーンは細かく設定変更します)を積極的に選んで調整しています。黒色を乾いた調子ではなく、潤いのある調子にします。ここが、硬い黒色を意識する奈良と変える点です。
 
他のF1c設定(今回の奈良設定)

  • Color(色の濃さ);+1
  • TONE(コントラスト);0もしくは+1
  • SHARPNESS(輪郭強調);+1



 そして1月5日は関東地方(東京都内)に来ています。天気は曇り。ですが、奈良の時にとは異なり、フィルムシュミレーションは、F2になっていました−あとでHyper Utility V3でレタッチ現像するので、モードについてはとりあえずこれで撮影です。

2013年1月3日木曜日

国鉄色を追って-105系

お正月は、奈良に行ってきました。
 1984年の国鉄時代、103系から改造を受けて105系となった電車があります。その電車がまだ国鉄色で残っているとの話を聞き、年明けの早朝に出かけてみました。地図で適当に見当をつけていたものの、あたりは夜明け前なので、何が何やら????って感じで、だんだん明るくなってくる時間を待ってから、あたりを歩きつつ撮影場所を探してゆきました。


Nikon D40  ED18-55mmII

なんとか105系を撮影。しかし、前半分は更新色でした。


振り返って撮影。

 寒い朝、7時から8時30分まで居て、この1本だけでしたが、撮れて良かった。

 機材は、ニコンD40! 初詣でS5proを撮影しまくって、バッテリーがあがっていました。予備もなかったので、1年以上埃をかぶっていたD40を引っ張りだしました。久々でしたが、D7000のCMOSとは全く違う、CCD画素らしい透明感のある色を見せてくれました。