2012年5月3日木曜日

Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD レンズの使用感 -2

発売してすぐに購入。そして使用すること1年7ヶ月。買って良かったと思えるレンズでした。ニコン製レンズ以外を買うということも昔の私なら考えられませんでいたけれど、雑誌でニコン純正と並ぶ性能と書かれては、ちょうどVR70-300mmを買おうかと思っていた矢先だったので、スコンと買ってしまったようなものでした。
 雑誌には、鉄道写真家の中井氏のコメントが決めてと言えば決め手だったのかもしれません。『- 純正となんら遜色はない』という部分です。

 このレンズが発売される直前は約4万5千円だったニコン製が、タムロンから発売されると5万円近くに価格設定が直されて、それ以降、常に4〜5千円ほど高い値段差がつけられているのが、不思議であり面白いですね。

 さてVCの効果ですが、これは確かに良いです。しかしVRよりは劣る面もあるのではないかと思っています。あまり優劣をつける気もないので、比べてはいません。VCの効果がかなり良いと思うからです。特に不足はないです。

 しかし、VRでもVCでも発生するのであろうと思われる現象が気になって仕方ありません。それはVCが効いたときの画面の平面度です。望遠域で微速度で流し撮りをすると、画像面が平面でなく傾きを持っているように写ることです。飛行機で何度も体験しているのですが、胴体中央にびたっとピントがあっていても、ノーズは明らかにピンぼけ。被写界深度から考えてあり得ない状況です。VCが強力に動作しないように、撮影者がしっかりしなければならんのでしょうね(^^;

2012年5月2日水曜日

1979年以降のネガフィルムをスキャン -03

Vue Scan 9(以下VS9) のソフトをインストールして、使い始めました。ネガフィルムは1979年からの古いもですから、黄色く変色&退色しており、とてもスキャン初心レベルの域の私ではマニュアル補正で今の色になんか戻せるものではありません。けれど、フィルムのベース色を原点に持ってきて調色を行う為か、突拍子でもない色にはならず、これは使い物になるソフトだと驚きました。
 最初は、フィルムベースのrawファイルを未露光であるオレンジ色の部分から作ります。それを保存しておいて、あとは取りたいコマをどんどんrawファイルで保存。スキャナーはそこで切り、あとはこのソフトで現像です。
 現像は、最初に保存しておいたオレンジ色の部分を読み込み、色データの初期設定を行います。その後で、各コマを読み込み、トリミングや簡単な色調整をすませて、tiffファイルに保存で完了です。私は、コントラスト調整やレンジの補正は、PhotoshopかNX2で行うことにしているので、加工できるデータの作成にとどめています。VS9でもコントラスト調整も可能ですが、止めています。またシャープネスは調整できず、onかoffしかありません。onにしたままやっています。
 色の調整について、ユーザーの意思が反映されるというのは良いです。エプソン純正ソフトは、自動でやった方が良い結果がでるのですが、何がどうなっているのかが把握できないことと、オレンジ色ベースによる調整には少し負けるかなと思われます。
 VS9にも使いこない教本などあればよいですね。

 VS9の購入価額¥6,602でした。円高為替レートの関係で予定より1,500円ほど安くなりました。