2012年4月26日木曜日

1979年以降のネガフィルムをスキャン

1)なぜ銀塩、ネガフィルムをスキャンするか。

 会社の鉄道写真好きな人と、昔の鉄道写真集を作ろうと計画しました。作品なんておこがましくって言えません。記録として楽しまないかという、ごく自然な気持ちからです。My bookというPDFファイルをもとに印刷してくれるサービスがありますので、値段は結構なものですが、作る楽しみ(編集する楽しみ)も味わえそうです。
 組んだのは、横浜在住の人です。私は京都でしたので、カバーできる範囲が広いという条件が満たされています。
 まずは1986年以前、すなわち国鉄時代の写真に限定してと。国鉄の民営分割は昭和62年4月、1987年ですので、昭和61年度(86年度)までとなります。
 私がネガフィルム一辺倒から、ポジフィルムを主として使い始めたのが1983年の12月ですので、それ以前がネガフィルムばかりです。一番古そうなネガを出して見ると、特急のヘッドマークは、イラスト入りではなく、文字のみ!これは価値があると少しうれしくなり、写真集はともかく、まずはスキャンだと意気込んでいました。


2)スキャン、電子ファイル化の方法を決める。

 フィルムの電子ファイル化の方法を決めなくてはなりません。
 10年ぐらい前は、コダックのPhoto CDを多用していました。きちんとした画像でしたので、信頼していたサービスだったのですが、もう終了しているとのこと。ピクチャーCDならあるようですが、これはjpegファイルでの記録なので止めました。富士のサービスも同じjpeg記録で、これは父がよく利用していたのですが、あんまりというか求めている質ではないので、パスです。
 となると自分でスキャンです。うーむ。2000年ごろ、キヤノンのフラットベット型スキャナーで興味半分でやってみたのですが、全然うまくいかずに苦労した思い出があります。また、ピントが甘くてがっかりした記憶も。まったく鬱です。その後2009年頃には、エプソンの複合プリンターでこれもお遊びでやってみたら、同じようなもの。フラットベット型ではうまくいかないと結論づけていました。
 フィルムスキャナーは国産ではありませんが、台湾製のPlustek Optics Film 8400i というのが販売されています。しかし、どのブログをみても良いことは書かれていません。共通意見は2つ。1つ目は、変わった色再現でかつダイナミックレンジが狭くて元画像とはほど遠い仕上がり。2つ目は、ニコンからクールスキャン5000EDが再販されないのかという願望。 
 悩みに悩んで約1ヶ月、出した結論がエプソンのGT-X970の購入でした。決め手となったのは下記2点。
 ①スキャンの解像度を3200dpiに設定すると、フィルム専用スキャナーと同等の解像感を得られる。
 ②色再現は、おそらくGT-X970が一番良い。
 OpticsFilm8400iだとたしかに解像感に関して手軽にGT-X970より良いかもしれないが、色では明らかに劣るからです。添付されるSilverFastという2万円を超える優秀なスキャンソフトでもダイナミックレンジはさして広げられず、色再現というか色調もオリジナルからどんどんかけ離れてゆくらしいとのこと。
 桜が散る頃、我が部屋に巨大なエプソンGT-X970がやってきました。
 さて、一緒にやる会社の人はというと、なんとPlustek OpticsFilmを購入したとのこと。図らずしも、比較ができます。

 次は、スキャンソフトです。エプソン純正は私と相性が悪いのか、2009年頃の使用で好きになれなかった。ネガのスキャンで、全然思った色が出なかったこともあり、市販のスキャンソフトを探すことにしました。
                     (続く、きっと。)

 
  

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